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実績(医療業界)

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  PICK UP  
 株式会社協和企画様


【Qlik Sense 導入事例】
日本最大の医療データソリューションに
Qlik Senseを採用
数十億件もの定期更新処理時間を大幅に短縮
   

<POINT>
数十億件もの大量データを処理する連想技術とインメモリ技術
高額なデータベースが不要なため、イニシャルコストを大幅に削減
豊富な経験と知見を持つパートナーと共に大量データの高速処理を実現


株式会社協和企画(以下、協和企画)は、新規事業の一環として、医療データソリューション「Medi-Scope®」を開発。その分析・可視化エンジンに「Qlik Sense」OEMライセンスを採用し、INSIGHT LABを開発パートナーに選んだ。数十億件ものデータを毎月1回おこなう更新処理では、テスト段階で数日かかっていたところ、1日以内に完了するようになり、処理負担が大きい探索型のMedi-Scopeパフォーマンスも、従来の数十分から劇的に短縮するなど、性能が改善。Qlik Senseのポテンシャルを引き出すINSIGHT LABの経験と知見がサービスレベルの維持に大きく貢献した。
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   株式会社協和企画
   川口 健司 氏

    事業開発本部
    第2データソリューション室
    チーフデータサイエンティスト


協和企画

   
株式会社協和企画  

    1959年創業。国内最大手の信頼と実績をもつヘルスケア・コミュニケーション・エージェンシー  
    2018年9月にインテージグループの傘下となり、ヘルスケア領域で事業を展開  
6つの事業(広告媒体取扱い事業、医師会や各医・薬学会とのタイアップ事業、医薬品販売促進資材制作事業  
医薬出版事業、コンベンション事業、ITソリューション事業)を柱とし  
医療と人を結びつけ、人々が安心して暮らすことのできる社会作りに貢献している。 



国内最大級の保険者データベース
そのエンジンにQlik Senseを採用

  協和企画は、60年以上の歴史を持つ、国内最大手のヘルスケア・コミュニケーション・エージェンシーだ。長年、さまざまな業務実績からの学術知識に裏付けられたマーケティング戦略で、各種学会・団体や製薬会社などのコミュニケーション活動をサポートしてきた同社は、2008年頃から新事業として医療データの提供サービスを開始し、その第1弾として、全国の薬局のデータを収集したMedi-Trendとして販売するというスタイルを確立した。
 そして、2018年2月にはその第2弾として、保険者レセプトデータを基にした医療データソリューション「Medi-Scope」をリリース。
これは、日本人口の約5.4%を占める約700万人分(2019年12月現在)の医科(入院・入院外)・DPC(診療群分類包括評価)・調剤・歯科の匿名加工レセプトデータを分析するために必要なマスタ類やサービスを装備した、民間で利用可能な最大級のデータベースとなっている。
地域情報を保有し、詳細な分析が可能な機能も高く評価されているという。
 Medi-Scopeの主なユーザーは製薬会社だが、アカデミア、ヘルスケア企業などの関心も高い。協和企画は、Medi-Scopeの心臓部となるデータ分析エンジンに、データアナリティクスプラットフォーム「Qlik Sense」を採用し、INSIGHT LABがチューニングとカスタマイズを担当した。

「Medi-Scopeのサービスは大きく3つで構成されています。1つ目は多角的に医療の実態を数値化し変化の原因の探索も可能な『Webサービス』、2つ目は広範で多岐にわたる匿名レセプトデータを購入できる『データセット』、3つ目はニーズに応じた多角的集計をオーダーメードで提供する『アドホック分析レポート』。Qlik Senseは、そのすべてのサービスで活用しています」

と語るのは、協和企画 事業開発本部 第2データソリューション室チーフデータサイエンティスト 河口 健司氏だ。



大量データ処理に経験と知見を持つ
INSIGHT LABを開発パートナーに選定

  河口氏は、2017年7月にMedi-Scopeの開発プロジェクトを立ち上げるにあたり、大量のデータをスピーディに分析できる強力な基盤作りを目指したと話す。

「新規にデータ分析プラットフォームを構築しようとした背景には、優良なデータを持つビジネスパートナーと協業し、数十億件という大量のデータを確保できたことがありました。問題は、その大量データを扱える高度な分析基盤を、先行する競合に対抗できるよう、いかに低コストで構築するかという点にありました」

 その解決策として、同氏は次世代のセルフサービス型BI(ビジネスインテリジェンス)に注目。
有効性のある数製品に絞り、PoC(導入前実証)をおこなった結果、最終的にQlik Senseを選択した。その理由について、2つのポイントがあったという。
 1つは、Qlik独自の連想技術とインメモリ技術による大量データの高速分析能力。Qlik Senseの連想技術は、取り込んだ全てのデータに含まれるレコード間のアソシエーション(関連付け)を自動的に作成・保持するため、思考の流れに従った一連の分析をおこなうことができる。また、インメモリ技術により、大量のデータを自動的に正規化し、重複排除で分量を最大20分の1にまで圧縮することで、メモリ上での高速な分析を可能にしている。
 もう1つは、コストパフォーマンス。Qlik Senseは別途高額なデータベースが不要なため、低コストでの構築が可能になると考えた。
 2017年12月にQlik Senseを導入。アプリケーションの作り込みの過程で、懸案だったフルデータ(数十億件)の処理スピード改善にチャレンジしていた河口氏は、開発を加速させるためQlik Senseの開発に長けたベンダーから支援を受けることを考えたという。

「いくつかの企業に相談したところ、INSIGHT LABが大量データの処理に最も経験があり、問い合わせに対する回答も的確で、知見も豊富だったため、開発パートナーとして参加してもらうことになりました」

 INSIGHT LABは、データの構成を抜本的に見直し、大量データを目的のレスポンスで処理することが可能となるようチューニングするとともに、ユーザーインターフェース(UI)アプリケーションの作り込みの部分でも支援をおこなった。
< Medi-Scope Webサービスの分析画面例 >


協和企画Medi-Scope_V2 0_気分障害 - 薬剤トレンド   シート - Qlik Sense.png










Qlik SenseにAIを組み合わせ
新たなセグメンテーションを作る

Medi-Scopeは2つのパターンが開発された。まず、2018年2月に広範囲な分析機能を持つフル対応の「探索型Medi-Scope」。その後、特定分析に限定し、営業やマーケティングが容易に分析を実施できる「現状把握型Medi-Scope」をリリース。INSIGHT LABは、探索型と現状把握型の双方でMedi-Scopeの開発を支援した。

 「特に、探索型Medi-Scopeは全データを対象にするため処理負荷が大きいことが課題でした。INSIGHT LABのアドバイスに従い、目的別に小規模のデータ群を切り出すなどの手法を取り入れ快適なスマートアプリケーションに仕上がりました」と河口氏はいう。

 また、Medi-Scopeは優れたUIを持っていることもポイントだ。一般的な医療情報提供サービスは数字や表形式でデータを提供しているものが多い中、Medi-ScopeはQlik Senseのグラフィカル機能で分析結果を可視化できるため、微妙な変化を視覚的に把握しやすいと利用ユーザーからも高く評価されている。
 今後、協和企画では、Qlik SenseにAI(人工知能)を組み合わせることで、新たなサービスのセグメンテーションを作っていくという。「製薬業界ではまだAIの積極的活用はされていません。そのため、AIと親和性の高いQlik Senseに外部AI機能を連携させ、新たな分析メリットを提案していく考えです」と河口氏は話す。
 また、将来的にはMedi-ScopeのWebサービスに顧客が保有するデータ(営業データや治験データなど)を取り込めるようにし、分析の自由度をより高めていくことも視野に入れている。

 「今後はより扱うデータが増え、より高いパフォーマンスが求められるようになるでしょう。BIがセルフサービス化したとはいえ、大量データの処理に豊富な経験と知見を持つパートナーの存在は重要で、それがINSIGHT LABであると今回のプロジェクトで感じました。今後も引き続き強固なパートナーシップが継続できることを期待しています」と河口氏は語る。

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